お野菜天国

こんにちは。
GWあたりに、野菜の苗を植えました。
地植えにできるくらいの面積は十分あるのですが、一昨年地植えにしたとき、雑草の勢いにとてもとても対抗できなかったのです。
うちの庭は、夏になるともうジャングルです……ひざたけ以上になる雑草はともかく、毎年抜いても抜いても絶対はえてきて軽々と2メートル以上になる変な木たちは一体なんなの。
いやおそらくヨウシュヤマゴボウだろうなってことはわかってるんですが、どうしてあんなに生命力が強いのか……。


まぁ、こんな庭生活をとても楽しんでいるので、全然いいんですけどね。
同じ季節でも、毎年、庭にはえてくる草木は違います。去年は見なかった花が咲いたり、違う場所にはえてきたり。
ちなみに今の懸念事項は、ツル植物が縁側の下から盛大にはえてきてうちを飲み込もうとしていることです。抜かないと……。


さて、本題のお野菜ですが、バジル(これはハーブですね)・ミニトマト2種類・ナス・伏見唐辛子・枝豆・きゅうり・オクラを育てています。
枝豆以外はガンガン収穫しています。
どれもとても美味しいです。特に、味・見た目ともに市販のものより段違いなのがオクラと伏見唐辛子かなー。
きゅうりとナスもすっごくおいしいのですが、やっぱり皮を虫(テントウムシダマシというやつ)が食べたあとがついているので、嫌なひとは嫌でしょうね。わたしはそこの部分の皮だけ剥いてしまえば気になりません。


ちなみに特別なことは特にしていなくて、毎朝水やるのと、たまに肥料やるので、十分元気に育っています。
でも前述したように、虫はきます。そりゃそうだ美味しいんだから!
で、虫を全部駆除しつつ収穫しようと思うと大変だろうと思います。ので、「気にしない」のが一番です。
あとなんかね、鳥がいっぱいきて、虫を食べてくれてます。笑


というわけで、以下夫のとった写真です。ほほ、かわいいでしょー野菜たち♥


ミニトマト。少しずつ色づいているのがわかります。



ナス。きれいですね。



伏見唐辛子



きゅうり。お隣の庭(というか森)との間のフェンスによくからまってます。


オクラはこんな風になります!
でも1日1本〜4本くらいしかとれない……もっと食べたい(・Θ・)ので来年はもっと植えようかな……




それでは!

「おもてなしの美」×「おもてなしの源流」

しばらく前から、ずっと「誰かのために何かをつくること」について考えているのですが、
その最中にふと、「もてなす」という日本語を思い出しました。

「もてなす」と同時に、「しつらう」という日本語もなんとなく頭に浮かび、
何かなんでもいいからそんな感じの本を読みたい、と思って読んだ本がこれです。




茶道、花街、旅館、着物、祭などの章ごとに、具体的な例を出して、日本人の「もてなしの精神」に迫ります。
ものすごくディープな本では無いし、かなりさらっと書かれていてすぐ読めてしまう本なのですが、無知なわたしが読みたかったのはまさにこんな本でした。
「日本の暮らし」の色んなところに潜む「もてなしの精神」をとりあえずざっと俯瞰でき、非常に勉強になります。
もっともっと知りたい、もっと自分のなかに取り込んで、そして生み出していきたい、という気持ちが非常に強くなりました。



そんな流れで、現在サントリー美術館で行われている「おもてなしの美 宴のしつらい」にも行ってきました。
展示の仕方にはちょっと一言言いたいこともありますが苦笑、展示の内容にはそこそこ満足◎
やはり「もの」を目の前で見ると考えさせられます、「もてなす」「しつらう」という名前のついた「誰かのために何かをつくる」という行為について。



ちなみにわたしはいわゆる日本の行事がとてもとても好きです。
冬至にかぼちゃ食べたり、お風呂に柚子浮かべたりとか、そういう。

「もてなす」「しつらう」行為が素敵なのは、想定する「相手」があること。
大切なひとをそっと見つめて、季節のうつるのもじっと見つめて、その思いが生活の中に生きる。
そういう暮らしをつくっていきたいなぁ、と思う今日この頃です。

土偶と「つくる」ということ

国宝土偶展にいってきました。
それ以来、ものを作るということは、どういうことか。
ずっと考えています。


はるか昔から、人はものを作ってきた。
それはどういうことか。


ものには形があった。
実用性に応じて、あるいは、装飾性も帯びた形があった。
なぜ装飾したのか。
なぜ美しい文様を描いたのか。



今より、もっと生(性)と死の色濃い世界で、なにかを作る、なにかを生み出すというのはどういう意味を持つ行為だったのか。


わからなくて、ずっと考えています。
縄文時代の研究をしているわたしの大好きな友達は、何か答えてくれるかなぁ)

謹賀新年

賀正。
みなさま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。


あまりにもブログを放置しすぎて、色んな人に「ブログ書かないの?」と年末あたりから言われ続けまして……ごめんなさい……。


2009年も色んなことがあり、色んな刺激があり、色んな出会いがあり。


色とりどりの大きなもの、小さなものが日々わたしのからだの周りを、目の前を通り過ぎ、時には目や耳や肌を伝ってわたしの中に入ってくる。


2010年ももちろんそうなるでしょうけど、もっともっと自分のからだを千切っては色にし、ほどいては糸にし。
そして願わくば、その色や糸が誰かのところに届くように。



関係ないですが、妹が、4月から小学5年生になります。
はやい!!あとちょっとで中学生じゃないの……。
妹の成長はわたしにとってすごく楽しいことです。わくわくするわ!一緒にフジロックとか行けたらなぁ!いやでもそっち系にはならない気がするな……とか妄想するのも楽しい。笑



そうそう、2009おもしろかった本大賞もやりたかったのですが、なんかもう力が無いので(めんどくさいので)割愛。
個人的には漫画の方がおもしろかった年かもです。



最後に冬にかいた絵をのっけてみよう。油絵初挑戦。あっ、あいふぉんで撮った写真ものせよう。
(絵をのっけるブログのパスワードがわからなくなったのであっちにのせられなくなってしまったのです……。)













それでは、みなさまの2010年が良い年になりますように!

Fuji Rock Festival 2009 


一言で言うと。



豪雨と晴天と、
おいしいものとお酒と、
筋肉少女帯清志郎(とその仲間たち)とサニーデイサービスのフジロックでした。


他に素晴らしいライブは数あれど、でも今年はこの3ステージがわたしの魂。

清志郎のステージでのChar、チャボは格好良すぎて神様のようにみえた。
UAトータス松本の熱唱もすばらしかった。
そして、ヒロト



「ロックンロールは死にませんよー!世界中の子どもたちが泣いたり
笑ったりする限り、ロックンロールは死にませんよー!!!
泣き喚いてください、大声で笑ってください。ロックンロールは死にませんよ!」


という言葉も忘れたくない。死ぬまで。





筋少は楽しすぎるし最高だったし、サニーデイはソカベってあれこんな太ってたっけかと思いつつやっぱり最高新曲も最高はるしげとたかしが最高!



というわけで以下夫のとった写真でお送りします。全体的に夜気味。
















この世界の片隅に








こうの史代は、『夕凪の街 桜の国』でヒロシマを描いた漫画家です。
この作品はわたしの最も大切な漫画の一つであり、確か昔のブログでも「全日本人に読んで欲しい」とか書いていたような、気もする。

そのこうの史代が、再度「戦争」を描いた作品が、完結しました。


凄過ぎて、凄過ぎて、背筋がぞくぞくする。
特に下巻の、悲劇からの再生を『描いてゆく』ところが。
どれだけこの漫画が凄いかは、どうか下記のブログを読んでくださいませ。。。。わたしには書けない。


すべての漫画好きよ、『この世界の片隅に』を読むべし。
オールタイムベスト『この世界の片隅に』: 漫棚通信ブログ版



わたしと同じで、主人公が「絵が好き」という設定だったため、余計にわたしにはこの漫画の凄まじさが身に滲みて、滲みて、泣けるとかそういう次元ではありませんでした。

そして、こうの作品のいつものことながら、主人公も、出てくる人々も皆わたしと同じで、普通に普通に生きている人々です。
その普通の人々の毎日の幸せや、悲しみや、そんな名前すらつけられないようなたくさんのたくさんの感情が分かりすぎるほど分かり、その中に「戦争」が入ってくることのリアルさを如実に感じました。


ああああ願わくば、一人でも多くの人にこの作品を読んでいただきたい。
そんな思いで、また下手な文章でお薦めなぞしているわけです。


最後に。物語だけ追っても、この作品の真の素晴らしさは伝わらないと思います。そういう漫画ではないのです。
上巻から下巻まで、一コマたりとも無駄なコマ、意味のない絵はありません。
その絵の意味を考えながら読んでください。


それではそれでは。